ことだま

ことだま
(第41回〜第60回分)


41 姉さん、事件です。
姉さん、事件です。
あのひかり小説館が明日からドエライことになるそうです。
てなわけで、突然ですがここで問題です。
ズバリ、そのドエライ展開ってなに?

A 閉鎖  B 更新停止
C 移転  D 管理人交代

正解はみのもんたバリのタメをもって後ほど発表。
ヒント:まこと小説館



姉さん、ウソです。


42 サザエさん一考
 この忙しい時代。
 サザエさんについて思う。
 本編は毎回違うからいいとして、
 オープニングとエンディングは、
 もうさんざん見てきたわけだ。
 つまり俺が今一番いいたいことは、
 宇野ゆう子はもう要らないってこと。


43 ドラえもん一考
 この忙しい時代。
 ドラえもんについて思う。
 この書き方ってさ、
 【どらえもん】でもなければ、
 【ドラエモン】でもないんだよね。
 つまり俺が今一番いいたいことは、
 登録もしてないのに【ドラえもん】って一発変換できるんだなスゲーってこと。


44 少年マガジンメモリアル
 講談社の某漫画雑誌を読んでいたら、「少年マガジンもくじメモリアル」と称して、昭和43年の少年マガジンの目次をピックアップしていた。
 当時の掲載漫画はわずかに10本と少ないものの「あしたのジョー」「巨人の星」「天才バカボン」「ゲゲゲの鬼太郎」など実に強力なラインナップでありました。
 ま、それはどうでもよろしげなんですが、ひかりっちが注目したいのは、今でいうところのいわゆる読者アンケートってやつでして。

 【読者アンケート】
 今週の少年マガジンの中で、特に面白かったものを漫画と企画ものの中から三つづつ選び、付属のアンケート用紙にご記入の上、お送りください。
 抽選で五十名様に、マガジン特製ボールペンをさしあげます。
 
 といった感じの定番企画なんですけど、その募集告知の文章がもうスゴいんです。
 まずは論より証拠、これ読んでみて。
 
 【なにがよかったか】
 少年マガジンを読んで、よかったものを、まんがとそのほかのものの中から三つづつえらんで、はがきに書いて送ってください。
 くじびきで五十人に、マガジン特製ボールペンをあげます。

とにかくツッコミどころ満載ではありますが、とりあえずボールペンはいらねーってこと(そこかよ!)


45 これでワカメ百個くれ
 聞き間違いを利用した推理クイズというのを以前に考えたことがある。
 被害者は東北出身者でしかもかなりの田舎者。
 その被害者が最後に言っていた台詞がコレ。
「これでワカメ百個くれ」
 意味不明である。
 しかし何でも知ってる冴子ちゃん、地方の方言にもなぜか造詣が深かったりする。
 冴子はいつものようにきっぱりと断言する。
「被害者はこう言おうとしてたんです。『これではいけない。冷たすぎるからね』と・・・・・・」
「ど、どういうことだい、冴子ちゃん」
 今やビートきよしもそこのけの頷き係として定着している岬刑事が尋ねます。
「きっと普段聞きなれない東北地方の方言をこのように聞き違えたのです。東北のほうでは今の文章をこのように言うんです」
 そして冴子はまるで別人のように流暢な東北弁を披露してみせる。
「こんでわがんね、ひゃっこくて」
 どっかーーん!!
 ハイ、ここ笑うところですよー(東北地方限定)

 「これでワカメ百個くれ」
  ↓
 「こんでわがんね、ひゃっこくて」
  ↓
 「これではいけない。冷たすぎるから」

 で、なにゆえこれが冴子シリーズで採用されなかったかというと、「これではいけない。冷たすぎるから」がどういうシチュエーションで発せられる言葉か思いつかなかったから。
 ま、それ以前にそもそもありえないしね。


46 鬼ごっこ
 鬼ごっこ。
 子供の頃よくやりましたよ。近所の連中とかとね。
 でもね、今にして思うと納得いかないことがひとつあるんです。
 なんでさ、みんな鬼を嫌がってるのかな、ってこと。
 鬼って役はさ、いわば主役じゃないですか。
 逃げ惑う連中を探し出し、ときには追い掛け回すこともする。
 鬼という名の王様ですよ、これは。
 もうね、オレサマの世界ってカンジでしょうが。
 こんなサイコウにキモチイイ役、どうしてみんな嫌がってたんだろうね。
 そりゃさ、隠れる楽しみもあるよ、うん。
 でも、隠れてじっと息を殺して待ってるなんてツマンナイでしょ。
 それに比べりゃ鬼なんて、あっちこっち探し回って隠れてる奴らを見つける楽しみがあるわけで、全然ずっとアクティブでポジティブじゃないですか。
 だからボクね、鬼ごっこやるときは自分から進んで鬼やってましたよ。
 や、やめてくださいよ、そんな憐れみの目で見るの。
 あ、あの、ボクなにか間違ったことゆってます?  


47 本屋さんドットコム
突然ですが。
街の本屋さんってホント見かけなくなりましたよね。
大型店の煽りをくってってこともあるのでしょうが、
本を読む人自体が減ってきたというのも大きな要因なのではないでしょうか。
でもその大型店だっていつまでもつことかあやしいものですよ。
たとえばアマゾンドットコムとかあるじゃないですか。
あそこならお店へ足を運ばなくても良いし、
欲しい本がすぐ見つかるし、忙しいあなたにはもういいことづくめです。
オマケに1500円以上お買い上げで送料無料です。
で、ここがポイントなんですけど。
送料だってばかにならないハズなのに、なにゆえアマドンドットコムは送料を負担するのか。
これはおそらく人件費相当額だと思うんですよ。
たええばボクなんて1日8時間働いてるわけですけど、
ま、その間にお茶飲んだり、雑談したりもして、トイレいったりして、
実質の労働時間は7時間くらいかなと思うんですね。
ま、その程度はいいじゃないですか、富岡製紙工場じゃないんだから。
でもね、大型書店の店員てそんなに働いてないだろうと。
一番忙しそうに見えるレジ係だって常に行列ができてるわけじゃないし、
せいぜい1日の実働2時間か3時間じゃないのかと。
それに対して8時間分の対価を支払うのはいかがなものかと。
ま、そう思うわけですよね。
しかもシロウト目に見て明らかに店員が多すぎなカンジがしませんか。
あの人件費ホントにムダだだなと(認識違ってたらごめんなさいね)
その一部が自分の買う書籍代に含まれているのかと考えると憤懣やるかたなしですよ。
ていうかいうほど怒ってないんですけどね。
いずれにせよ新書や文庫はインターネットで、週刊誌などはコンビニで。
っていうスタイルに近い将来落ち着くんじゃないでしょうか。

「ねえ、パパ。ショテンってなあに?」
「それはね、円楽さんが大喜利っていう(略)」
>要はこれが言いたかっただけ。


48 ナチュラルミステイク
いつもご覧いただいている【今週のことだま】なんですけど、
ときどき以前に書いたことと大概おなじようなことを書いているときがあります。
いや、ときどきなんてものじゃないですね。かなりあるといっていいと思います。
まったくほとほと呆れるよ、己には。
なんて物忘れが激しいんだよ、己は。
あれか、若年性健忘症ってヤツか。

「ご老公、【今週のことだま】の更新が今週で3回目になりますが、よもや前回の更新日を忘れてるのではありませぬか?」
「かっかっか、なにをおっしゃるすけさんや。今週の、といっているのですから更新は週に1回に決まっているじゃありませんか。わたしはまだそこまで耄碌してませんよ。そんなことより、さあ一緒にお昼ごはんをいただきましょう」
「あの、ご老公、お昼ごはんはさっき食べたばかり―――」
「むしゃむしゃ、うむ、おいしいですな、かっかっか」
「ご、ご老公」
「おぎん、おかわり!」




あれっ?似たようなこと、前にもやったような・・・・・・


49 ドレミのうた
# ルール #
一回だけボケてヨシ

# スタート #
(オルガンの伴奏にのって)さあ、う〜た〜い〜ましょ〜!

「ドはドーナツのド、レはレモンのレ、ミはみんなのミ、ファはファンタのファ」
 →不合格。小学生レベル。

「ドはドーナツのド、レはレモンのレ、ミはみんなのミ、ファはファンタレモンのファ」
 →不合格。私はグレープが好きだ。

「ドはドーナツのド、レはレレレのレ」
 →不合格。バカボンかよ。

「ドはドーナツ化現象のド」
 →不合格。手抜きすんな。

「ドはドーナツのド、レはレモンのレ(中略)ラはラッパのラ。シは幸せよ。さあ、うたいませーん」
 →(キンコンカンコンキンコンカンコン)ごーかーく! うたいませんって、さんざん歌ってんじゃん。つかボケないで終わっちゃうかと思ったよ。ホント心配したぜ。そのハラハラドキドキ感に◎


50 ひかりメンタルクリニック
「次の方どうぞ」
「こんにちはー」
「はい、こんにちは。えっとまずお名前を聞かせていただけますか」
「キャンディでーす」
「すいません、本名のほうをお願いできますか」
「じゃあ、歌いまーす」
「や、歌わなくて結構ですよ」
「♪そばかすなんて きにしないわ」
「あーあ、歌っちゃった」
「♪ハナペチャだって だって だって おきにいり」
「そこらへん、もっすごいコンプレックスみたいですね」
「♪オテンバ いたずら だいすき」
「少々落ち着きがない、っと」
「♪かけっこ スキップ だいすき」
「ストレス発散のやり場に困ってる、っと」
「♪わたしは わたしは わたしはキャンディ」
「いや、だから本名のほうを・・・」
「♪ひとりぽっちでいると ちょっぴりさみしい」
「別に珍しいことじゃないです。うつ病患者には多いんですよ」
「♪そんなとき こういうの かがみをみつめて」
「友だち、自分だけですか?」
「♪わらって わらって わらってキャンディ」
「気色わるっ。笑いながら踊ってるよ、この人」
「♪なきべそなんて サヨナラ ね キャンディ キャンディ」
「あーもう、なんかやりきったーって顔してるし」
「続きまして・・・」
「あ、もう結構ですから、ホントに」




クランケ:藤巻三郎、46歳、無職
病名  :そううつ病
処方箋 :精神安定剤、睡眠導入剤


51 コワイコワイ
まあ、ちょっと聞いてや。
最近のガキはホンマこわいで。
ちょっとハナシ聞こ思て呼び出したんやけど、殺気とかな微塵もみせんとサクッとナイフ突き出しよんねん。
そしたらほれ、このザマでんがな。
油断して15のガキンチョに刺されて、右腕ギブスで吊ってる刑事。
もうカッコ悪いことこのうえなしやね。
はああ、もうねナメらっぱなしですわ。
って、イタッ!
なななナニさらしとんねん!
こ、こらッ、ポリスマンなめたらあかんど。
ま、待てて、おい。待ちなさいゆうとるやろが。
逃げるなて、こら、おいって。
いててててて。
あーあ、見えんようなってもうた。
今度は左腕もギブスかのう。
はああ、ゆううつやのう。

―――――――――

まあ、ちょっと聞いてや。
最近のオバハンはホンマこわいで。
ちょっとハナシ聞こ思て呼び出したんやけど、殺気とかな微塵もみせんとサクッとナイフ突き出しよんねん・・・・・・


52 認識を改めよう
バナナの皮って、世間が思ってるほどスベらないものだよ。


53 バカ
「バカかおまえ、バカだろ、バカに違いないだろ」
「バカはおまえだ、バカ、バカバカバーカ」
「バカにいわれたくねーよ、バーカ。バカバカバカ」
「じゃあおまえバカじゃねえーのかよ、バーカバカ」
「バカじゃねーよ、バーカ」
「だったらきくけどよバカ、バカバカバカバカバーカバカ。今バカって何回いった?」
「うるせーよ、バカ」
「おまえもな、バカ」


54 火垂るのバカ
なあ、アンポリってなにい?
アンポリっておいしいのん?
なあなあ兄ちゃん教えてえな。

なあ、フセインってなにい?
フセインってあまぁいのん?
なあなあ兄ちゃん教えてえな。


55 もっとあぶないバカ
「なあ、タカ」
「なんだ、ユージ」
「昨日テレビでドラマ観てたんだよね」
「刑事モノか」
「まあ、似たようなもんさ。2時間サスペンスってやつ?」
「おいおい、ユージ。どうせならもっとハードボイルドなのにしとけよ」
「いや、それでさ、被害者がナースだったわけよ」
「おまえもスキだねえ」
「でさ、刑事役の男が言うわけだ。被害者のナースは・・・とか、ナースの交際関係を・・・ってな」
「それがどうかしたのか」
「にぶいなあ、タカ。ふつうさ、俺たち仕事でナースなんて呼び方しないだろ。言うとしたら看護婦じゃない?」
「えっ、ユージ?」
「なんでさ、ドラマだとみんな口を揃えてナースナースって呼ぶんだ?患者役のヤツなんて、”看護婦さん”って素直に呼びゃあいいものを”ナースのお姉さん”とか呼んでやがんの。もうバカかと」
「なあ、ユージ」
「なんだ、タカ」
「バカは、お・ま・え」


56 今頃気づいたの?
みんなさ、こんな経験ないかなー。
休日に床屋に行って、月曜に出勤したら隣りのヤツも頭サッパリしてたりすることって。
別に示し合わせたわけじゃないのに、お隣さんやお向かいさんと同じに床屋に行って、お互いサッパリした頭でなんだかなあってバツの悪い思いをしたなんてこと、あるんじゃないですか?
あれってさ、偶然なんかじゃないんだよねー。
ほら、床屋に行くタイミングって難しいじゃないですか。
あ、そろそろかなあって思っても、メンドイからあと1週間くらいこのままでもいいかみたいな。
で、結局ナニをきっかけに床屋へ足を運ぶかって言うと身近な人間なんだよね。
隣りの席に座る男をなにげに見て、「コイツ、ちょっと髪伸びすぎだなあ。ヤボったいなあ」って思うわけですよ。
この時点で自分も彼と同様だとは1ミリも思わないんだけどね。
それでも、”髪のびた”→”やぼったい”→”髪スッキリ”=”さわやか好青年”って図式が浮かぶわけ。
俺、やぼったくないけど、さわやかにはなりたいわな、と思うわけ。
で、床屋へ行くと。
もちろんこのとき、隣りの男が自分とまったく同じことを考えていたなんて知る由もないわけですよ。
だから往々にしてこーゆーことが起こるのではないかと。
ていうか、これ見てる君、明日床屋へ行こうかなとか思ってんじゃない?


57 略すなー!

パチットモンスター
略してパチモン


58 ふかわネタ11
「あれっ?最後にゼリー食べたのっていつだったっけ」


59 追及女
「すいません、喉がカラカラなんです。冷たい水を一杯もらえませんか」
「ちょっと待って。冷たいってナニよ?水が熱かったらお湯でしょ。水はもともと冷たいんだから、"冷たい水"っていうのは日本語としておかしいんじゃない?それともなに?アンタ、ケーキが欲しいときも、その甘いケーキをくださいっていうわけ?はっ!これは傑作だわ。苦いケーキなんてどこにあるの?辛いケーキなんてどこにあるの?あったら一度食べてみたいわ。ってウソウソ。そんなものね、ケーキでもなんでもないからね。ハイハイ、アナタのおっしゃりたいことはわかりますよ。水にも"ぬるい水"があるじゃないか、こういいたいんでしょ。でもね、じゃあお尋ねしますけど、ぬるい水と冷たい水の客観的違いってなんですか?冷蔵庫で冷やしたのが冷たい水?氷が入っていないのがぬるい水?グラスに水滴が付着するのが冷たい水?何度以上だとぬるい水?どっちにしたってね、わかんないわよ、んなもん。世界標準があるわけじゃなし、初めて会ったアナタの判断基準だってアタシにわかるわけないじゃない。だからね、水道の水を一杯くださいとか、そうね、なんならもっとシンプルに水をください。でなきゃ、なんでもいいから飲ませてくださいとかさ、言い方なんてイロイロあると思うのよ。なのによりによって冷たい水くださいだあ?老婆心ながらもう少し言わせてもらうとね、そもそもアナタね・・・・・・」
「も、もう結構です」


60 追放女
「すいません、喉がカラカラなんです。水を一杯もらえませんか」
「おや、あなたはいつぞやの」
「あ、あなたは!」
「おや、覚えていていただいた?これは光栄ですな。冷たい水云々のどうでもいい講釈を1時間45分25秒も聞かされた僕ですよ」
「ああああのときはごごごごめんなさい。あああたしちょっと気が立ってて。だだだだだから」
「いいんですよ、すんだことはもう。しかし今度は逆の立場とはねえ。いやあ、皮肉なものですな。はい、水ですよ。たああんとおあがりください」
「あああありがとうございますありがとうございます。って、熱ッ!ここここれお湯じゃないですか。熱くて飲めませんよ」
「ククク、あなたには一度飲ませてやりたかったんですよ。煮え湯ってやつをね」
「あ、それが言いたかったわけね」


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