ことだま

ことだま
(第61回〜第80回分)


61 おばんです♪
日曜のお昼どきいかがお過ごしでしょうか?
岩手の皆様こんにちは、おばんです岩手っこ、タランチュラ後藤です。
あー、ついにレギュラー番組これだけになってしまいました。
しかも岩手ローカル。
なにがいかがお過ごしですかだか。
日曜12時ですよ。みんなアッコにおまかせかのど自慢みてるってハナシですよこれ。
あーもお、だいたいなんでしょうねこの番組タイトル。
おばんですって、たしかこんばんはって意味ですよね。
日曜の昼がなんでおばんですなんですか。
ディレクター曰く
「シュールでいいじゃないですかー」
ってあのね、シュールと無意味はベツモノですよ。
これだからイナカ者は疲れますよ、まったく。
おっと、CM明けのカウントだ。
3、2、1・・・・・・
はい、次は「タランチュラの突撃レポート」。今日は小岩井で乳しぼりに挑戦してきました。
では早速VTRのほうをご覧ください―――

巷ではタランチュラ後藤死亡説がまことしやかに流れているとかいないとか(T^T)


62 新妻
○ 普通の新妻
「ね、バラって書ける?」
新妻が嬉々として空中に文字を書く。
その文字【薔薇】
「ね、すごいでしょ」
「うん・・・・・・すごいね」
「ウフフ」

○ マニアな新妻
「ね、セイントって書ける?」
新妻が嬉々として空中に文字を書く。
その文字【聖闘士】
「ね、すごいでしょ」
「うん・・・・・・すごいね」
「ちなみにセイヤのヤは矢印の矢よ。ウフフ」

○ あぶない新妻
「ね、ソウウツって書ける?キャハハッ♪」
新妻が尋常じゃないほど嬉々として空中に文字を書く。
その文字【躁鬱】
「ね、すごいでしょ」
「うん・・・・・・すごいね、いろんな意味で」
「ううん、わたしそんなにすごくない・・・・・・むしろダメ、ダメ人間なのよ(体育座りでため息)」


63 ダンディに捧ぐPART2
今日はダンディのジョーク集からカレージョークをお届けしよう。

先日、街を歩いてレトルト、野良犬に遭遇した。
その野良犬、腹でも減っていたのかポーク(僕)に向かって吠えたてたんだ。
マルシェ(まるで)親の仇のように吠えるもんだから、こっちも負けずに言ってやった。
「ハウス!」
なめられてはいけない、腹をククレ。
ダンディは決してチキン野郎なんかジャワなインドから。

・・・・・・・・・。









笑ってもいいよ。





ゲッツ!
センキューフォンドボゥ。
アーッドミラクルデモクラシー、ゲッツ!


64 兄弟
「こんにちは、僕、蝶なんです」
「こんにちは、僕、痔なんです」
「こんにちは、僕、災難です」
「こんにちは、僕、指南です」
「こんにちは、僕、ご・・・・・・ごめん、オチ思いつかないや」
「こいつ、ロクなもんじゃねー(泥沼)」
「ななななんでだろう(消)」


65 寝物語
「明仁さん」
「・・・・・・」
「明仁さんってば!」
「あっ、えっ、私?」
「他に誰がいるのよ。それともあたしとあなた以外にここに誰かいるとでも?」
「いや、すみません。なんていうか、その、私、下の名前で呼ばれることなんて滅多にないものだから」
「へえ、そうなんだ。じゃあ奥さんからはいつもなんて呼ばれてるの?」
「家内の話なんて・・・・・・」
「うしろめたい?」
「いや、どうだろう。正直わからないです。それよりむしろ名前で呼ばれるほうが落ちつかない」
「だったら、後藤さん。これでいい?」
「はい、助かります」
「うふふ・・・・・・」
「え、何がおかしいんです?」
「だっていつまでも後藤さんって丁寧なコトバ使ってるから。ずうっと年下のあたしなんかに」
「私は、ただ長く生きているだけですよ」
「でもヘンなカンジ。後藤さんとこんな関係になっちゃうなんて」
「すみません」
「いいのいいの、気にしないで。っていうかあたしね、実はずっと前から後藤さんのファンだったの」
「ファン?」
「そうだよ。子どもの頃、家族でよく見てたもの、鬼クイズ」
「ああ、あの頃は私にとっても一番いい時期だったのかもしれません。若い子はもう知らないと思ってましたが・・・・・・」
「よく覚えてるわよ。あのテンションの高さはそこらのタレントなんて足元にも及ばなかったもの。ほら、後藤さん、いつか週刊誌に書かれてたじゃない。あいつは絶対クスリやっているに違いないって」
「くだらないデマです。まあ、そうやってマスコミに書きたてられているうちが華だったんですよね。今にして思えば」
「ねえ、後藤さん。ひとつ訊いていい?」
「なんですか」
「後藤さんに会ったら絶対訊きたいって思ってたんだけど、そのリングネームみたいな芸名、どうしてつけたの?」
「ああ、それよく訊かれるんですよ」
「やっぱりねー、あ、ビール飲む?」
「いただきます。いや、実は私ね、子供の頃、蜘蛛が好きだったんですよ。だから」
「うん、それはなにかの本で読んだことある。ね、後藤さんってやっぱり昔は昆虫オタクだったの?」
「ちょっと待ってください。そもそも蜘蛛は昆虫じゃありませんよ。いや、昆虫ならともかく、蜘蛛は足が八本あるじゃないですか。しかも針のように細くて長い脚。そんな蟲って珍しいでしょ。そして外観の形状もさることながら、あの独特の巣の作り方。口から吐いた糸で住居を作り、しかもその住居が餌を得るための道具も兼ねている。まったくすばらしいと思いました。誰もが気味悪がり忌み嫌ったりするんですけれど、私はあの蜘蛛の姿に特別ななにか、無駄のない様式あるいは完成された美とでもいったらいいのか、そんなものにどうしようもなく惹かれていったんです」
「ふうん」
「私はね、あの蜘蛛のように特別な存在になりたかった。特別な人間になりたかったんです。この世に生を受けた以上はなにかで突出したい。たとえばそれは、マイク一本で大衆をしびれさせるような、そんな人間にね。私が子どもの時分、うちはひどく貧しかったんです。父親は博打好きで、いや、博打といっても競馬とか麻雀とかではなくて、つまりその、事業を次々と思いつきだけで興して、そのことごとく失敗して、借金だけが膨らんで、結局、泥酔した父親が車に轢かれて死んで、その保険金でなんとか借金は帳消しになったんですけど、でも、それでも貧しいには変わりなくて、大学にはなんとか進めたものの、アルバイトばかりに明け暮れていたような気がします・・・・・・あ、いや、すみません、退屈な話を長々と」
「ううん、そんなことないよ。あたしもっと聞きたいな、後藤さんのこと」
「不思議です。こんな話、今まで誰にもしたことなかったのに」
「へえ、そうなんだ」
「あの・・・・・・」
「なに?」
「そのう、今更こんなことを尋ねるのも本当に心苦しいんですが」
「うん、いいよ。なんでもきいて」
「あなたの・・・・・・君の名前は?・・・・・・えっ、あ、いや、そんなに笑わなくても・・・・・・」




タランチュラ後藤
本名 後藤明仁
1960年1月3日生
千葉県出身
家族構成:妻 加代子、長男 裕太
主な出演作:鬼クイズ、ザ・チャレンジャー
現在のレギュラー:おばんです岩手っこ(岩手ローカル)
所属:テレビニッポンアナウンサー、L&Bプロモーションを経て、現在フリー


66 どっちがしあわせ? 
 或る人が云った。
「人間ってヤツは意外に丈夫にできてるもんだ。精神(こころ)も肉体(からだ)も、どっちもね」
 その人曰く、俺は今とても幸せな人生を送っている。

 また或る人が云った。
「人間って意外と脆いものだよね。精神(こころ)も肉体(からだ)も、どちらもね」
 その人曰く、私は今とても幸せな人生を送っている。
 だけど他人から見たら羨むほどもものでもない。


67 なんかイヤ
「むかしさ、しょうゆ顔とかソース顔とかって流行ったじゃん」
「あー、あったあった」
「でさ、ぶっちゃけ俺ってどっちのタイプかな?」
「そうだな、どっちかっつうと」
「うん」
「マヨネーズ?」
「マヨ・・・・・・」
「しかもちょっと腐りかけ」


68 なんかイヤ2
「ねえねえ、こういうコトワザ知ってる?」
「なによ?」
「壁に耳あり障子に目ヤニ」
「なんじゃそりゃ」
「なんかイヤって意味」


69 自動販売機の危険な罠
ジュースなどの自販機で「大人気」というシールが貼られている商品は、間違いなく誰もが納得の売れ筋商品である。
逆に「おすすめ」というシールが貼られている商品は、大体において「ホントはおすすめできないんだけど買ってもらわないと存続が危ういんだよねえ」という極めてネガティブなニュアンスを含んでいる。


70 まちがいさがし
♪いつまでも 耐えることなく 友達でいよう〜

 → ○絶える ×耐える  ですね。

けど、これでも意味が通じるような気がしてオカシかったりもするんだけど。


71 寝耳に水
「ったくよぉ、そんなハナシ寝耳に水だっつうの」
「バカ、俺なんて寝耳にミミズだぜ」
「えっ、ミミズ」
「や、ホントだって。ほら、でっかいの入ってるだろ」
「とれよ、とりあえず」


「ったくよぉ、そんなハナシ青天の霹靂だっつうの」
「バカ、俺なんて成人の兵役だぜ」
「なんだよ、それ」
「や、ホントだって。ほら、これ赤紙、招集令状、マジ本物」
「なに焦ってんだ、オマエ」


72 ナルシー登場
「君の肉を喰らい飢えをしのぎ・・・・・・」
「そんなに腹へってたんだ。だったらジャンジャン食ってくれ」
「君の血を啜り渇きを癒し・・・・・・」
「や、たしかに血も滴るレアなステーキだけどさ、渇きってオマエ」
「君の皮を纏い寒さをしのぎ・・・・・・」
「お持ち帰り?つか牛の皮ってそんなにあったかかったっけ」
「そして、君の魂を奪い永遠を手に入れる・・・・・・」
「すいませーん、救急車呼んでもらえますかー」


73 アキナ5
アタシの名はアキナ。
オントシ19歳、先週田舎のばあちゃんが死んだ。
通夜の席でいろんなおばあちゃんを思いだす。
盆と正月くらいしかあえないけど、田舎に行くだびに小さくなっていたおばあちゃん。
皺に埋もれた糸のような目を細めて、孫を迎えるおばあちゃん。
ほとんど直角に曲がった腰でも意外とすばやい動きをみせるおばあちゃん。
塩で茹でただけなのにやたらおいしいとうもろこしをつくってくれたおばあちゃん。
彼女の印象をひとことであらわすと、とにかく優しい人ってこと。
それは自分が孫だったから特別かわいがられていたわけではなく、アタシが見る限り誰に対しても彼女は優しく穏やかに接していたように思う。
そんなおばあちゃんに一度だけこっぴどく叱られたことがあった。
まるで別人のように鬼のような形相で怒られた。
怖くて、ただひたすら怖くて泣きじゃくるアタシ。
だけどなにが原因で叱られたのかはさっぱり思い出せない。
記憶なんて所詮その程度のもの。


74 アキナ6
アタシの名はアキナ。
オントシ19歳、姉貴が結婚した。
相手の男、どこかで見たことあるなあと思ってたら、テレビでよく見るお笑い芸人Dだった。
すごい、ゲーノージンだ。っていうかテレビの中では表情豊かなDは普通のときはびっくりするくらい普通の顔しててオーラとか全然放ってなかった。まあ尤もね、プライベートなんて誰でもこんなものなのかもしれない。たとえばうずいす嬢が普段からあんな甲高い声出してしゃべってたらキショイもんね。
なんにせよわかり易すぎるほどに幸せそうな姉貴を見て素直に良かったなと思う。
姉貴曰く、「アキナ、あたしね、子どもいっぱいつくるんだ。今までいっぱいいっぱい見殺しにしてきたから」
思わぬ物騒なセリフにドキッとしたが元AV嬢の姉貴が言うとあまり笑えかったりする。
ま、とにかくおめでとう、姉貴。なんかこっぱずかしくて面と向かっては言えないけれど心の中で10回ほど叫んでみる。
末永くお幸せに。


75 認識を改めよう2
ニワトリがコケコッコーと鳴かないように、
赤ん坊がバブーなどと言ったりはしない。断じてしない。


76 ダブルつっこみ
「ビバ!インターネット」
「ビバってなんだよ、百年ぶりに聞いたわ、そんなコトバ」
「って、百年も生きとんのか、オマエ。中卒のクセに」
「中卒でも百歳まで生きられるっちゅうねん。つかオマエ誰やねん」
「女房の顔忘れたんか、ボケが。って、誰がオマエやねん。わたしの名前は聖子じゃ」
「誰が女房だよ!誰が聖子だよ!どっからどうみたって男じゃねえか、オマエ」
「ばれたかー。細かいこと気にすんな・・・・・・くっ、ボケが浮かばん」
「わーい、オマエの負けー。罰として校庭十周、オレが」
「オマエがかよ!って、まだ続けんのかい!」

こんな漫才もあっていいと思う(ちょっとウザいけど)


77 節約アイディア
節約といってまず思い浮かぶのが高熱水費。
特にも電気料金はバカにならない。
たとえばテレビのスイッチをリモコンから切ると待機電力が嵩むので本体から切るのがモアベターといった具合に心がけひとつで数百円の節約になる。
しかし冷蔵庫。こればかりはどうしようもない。
以前にもことだまで扱ったが、これって24時間常にフル稼働している唯一の電化製品ではなかろうか。
家庭の中でも意外と電気を食っているこの冷蔵庫、なんとかならないものか。
と、そこで企業の皆さんに提言したい。
今こそ節電を全面に押し出した冷蔵庫を開発するべきだ。収納云々よりまずキーワードは省エネ、これでどうだ!
だが、ここで大きな問題がひとつ。
わずか数百円の電気料を節約しようってほどの倹約家が、うん十万もする冷蔵庫を買うかどうかってこと。
・・・・・・・・・・・・。
うーむ、やっぱボツだわな。


78 魯迅に学べ
人がさびしさを感じたとき、創作が生まれる。
空白を感じると、創作がない。

魯迅(1881〜1936)中国 代表作:「狂人日記」「阿Q正伝」


え、ボク?や、さびしくないですよ。
え、空白?そんなヒマ人じゃありません。

結論:ロジン先生のお言葉により創作にむいてないことが判明しました。


79 たとえ好きな男
「そんなあたりまえのこと、わざわざ断るまでもないっつーの」
「だよなあ。たとえるなら『磯野貴理子がサザエさんファミリーとはなんの関わりもない』ってのと同じくらい断るまでもないことだよなあ」
「そ、そこまでは・・・・・・」


80 たとえ好き再び
「うわ、それってなんかウソくせえー」
「だよなあ。たとえるなら『トーク番組の終わりのほうで、”また来てくださいね””じゃあまた呼んでください”みたいな司会者とゲストの会話』と同じくらいウソくせえよなあ」
「や、ちょっと待ってください」


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