アクロバティック0.75

アクロバティック0.75 第16話(山勢修三)

 こんばんは。
 昨日お約束した教え子の話しですが、途中まで書いて消してしまいました。
 いつも心の隅に在り続ける記憶なのに、いざ文章にしてみると、その動かしがたい事実に畏怖の念を禁じえず、キーボートを打つ手が止まってしまったのです。
 まったく、我ながら意気地がないというか、情けないというか―――
 誰かに聞いてもらいたいと願う自分とあくまで現実を拒絶しようとする自分が闘っているところです。
 いくら片時も忘れないとはいえ、その記憶は緩やかにではあるものの確実に風化してきているということなのでしょうか。
 これは喜ぶべきことなのか、それとも悲しむべきことなのか?複雑な心境です。

>話したいと思ったのなら、話してもらえれば結構です。
>無理に聞き出そうなどいう気はありません。

 お言葉に甘えて、少し時間を戴きます。
 ですが、近いうちに打ち明けたいと思っています。
 なんだか今日は、私の方が相談を持ちかけたみたいな格好になってしまいましたね。
 まったく、お恥ずかしいかぎりです。

 追伸
 妻が流行の風邪にやられたらしく床に伏せています。
 どうも私も体調がすぐれず、悪寒がしています。

   山勢修三


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