アクロバティック0.75

アクロバティック0.75 第80話(山勢修三)

 こんばんは、山勢です。
 あれからずっと気になっていました。
 オフ会の帰り道、あなたは言いました。
 あの中のひとりに狙われていると―――
 やはり私の睨んだとおりでしたね。
 あなたは、今はまだ言えないなんて仰っていましたが私の目は節穴じゃない。一度会えばわかります。

 あいつのことですね。
 あの三人の中で、あなたを不幸にしようとしている人間はあいつに違いない。
 許さない、絶対に。
 でも、一応、私なりに探りをいれてみます。
 確たる証拠もなく、人を疑うのは好ましくないですからね。
 しかし、もしもその証拠を手に入れたのなら、私は必ず糾弾します。
 やっと前向きに生きる勇気をもってくれたあなたに更なる苦しみを与えようとする人間を私は断じて放ってはおけないのです。


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