819円でサプライズ

 




【819円でサプライズ】
またいつか  やってみたいな  キャラまつり
で、おなじみのヒカコラですよ、こんにちは!


サプライズプライスシリーズ第4弾。
今回ご紹介する商品はこちら!

ムゲンプチプチ
梱包の際、衝撃をやわらげるために使用する気泡緩衝材、通称「プチプチ」。
手元にあるとつい潰してしまう、そんな経験は誰にでもあるはず。
それを商品化しちゃったのがこのムゲンプチプチです。
いやしかし、バンダイさんってばホントいっつも妙ちくりんな商品ばっか考えつくものだなと感心してしまいますよ。
あの感触とあの音を見事に再現したこの商品、それだけの機能といっちゃえば、まあそれまでなんですけど、発売からわずか9日で30万個以上出荷したとか。セールス的にはもう文句なしの大ヒットです。
特筆すべきは100回に1回の割合でまったく違う音が鳴るということ。(犬の鳴き声、ドアのチャイム、おなら、セクシーボイスなど)
リアルプチプチの場合、潰す楽しみもさることながら全部つぶしてしまう達成感も醍醐味なわけですが、このムゲンプチプチには商品名が示すとおり終わりがありません。
そこで、100回に1回違う音を鳴らすことによりリアルプチプチを全て潰したときに得られるカタルシスと同様の感覚を提供しようという趣向。まったく素晴らしいアイディアです。

ところで、人はどうしてプチプチを見ると潰したくなるのでしょうか。
感触が気持ちいいから?
音が心地よいから?
ノンノン、違いますね。
一説によれば、扉があると開けたくなる、スイッチがあると押したくなる、そんな心理と同じようなものだとのこと。
これは心理学の専門用語でアフォーダンスと呼ばれる行動原理で、「物体自身が人に対して自分をどう扱うべきか報せること」を示します。
つまり知識や経験がなくても、人はプチプチを見ただけで「ああ、これは指で潰すものなんだな」と認識してしまうということらしいのですが、いやはや、まあ分からないでもないけれどなにやら説得力に欠けますよねえ?
むしろプチプチを潰すという行為は深層心理に隠されたなんらかの根源的欲求に起因していると考えるのが自然なのではないかと思えてなりません。
では、その欲求とは何か?
ズバリ、殺生です。
人間は創ることよりも壊すことに喜びを感じる生き物です。
ただし、壊すことは一般的に好ましいことではないと法やモラルで刷り込まれているため、本来持つ破壊的欲求を自ら律して封じ込めているに過ぎません。
たとえばトランプで立体ピラミッドを作ろうとしたとき、そこに至る過程には非常に神経を使います。
その行為自体はとても愉快なものとは言い難い。
喜びは作り上げたその瞬間、その一瞬にしかないといっても過言ではないでしょう。
だから人は誤解する。
作り上げた瞬間の爆発的な喜びが、そこに至るまでの辛酸辛苦を帳消しにしたと思い込むことで己を納得させているのです。
でも本当は違う。
純真だった幼い頃、友達がレゴブロックで作った車や家、あるいは砂場で作った砂の城を意地悪して壊したとき、得も言われぬ快楽を覚えたりしたはずです。
この論理をプチプチを潰すという行為に当てはめてみると、これと良く似た行動が思い浮かびます。
真夏の照りつける日差し。
とめどなく流れ落ちる汗。
からからに乾いた土の上を整然と進む蟻の行列。
少年は巣へ向う蟻の一匹一匹にその指を押し当てる。
嫌悪感を催すいびつな黒い染み。
無慈悲に失われたちっぽけな命。
少年は無邪気に白い歯を剥いて笑っている。
おーい、おまえもやってみろよ。
弟や妹を呼びつけて一緒に潰していく。
プチプチプチプチ。
楽しいね、お兄ちゃん。
愚直なる行列はそれでも進行をやめようとはしない。
プチプチプチプチ。
なんかクセになるよな。
無限の行進は続く、続く。
プチプチプチプチ。
ムゲンプチプチ。

ムゲンプチプチ、たったの819円。
さあ、あなたも童心に返って破壊欲求のリミッターを解除してみてはいかが?
that's all


BACK   NEXT
ヒカコラTOP

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送