そうそうCHANGEできるものではない

 




【そうそうCHANGEできるものではない】
スザンヌとロザンナをよく取り違えます。
で、おなじみのヒカコラですよ、こんにちは!


政治を題材にとっているにもかかわらず、木村拓哉主演ドラマのCHANGEがそこそこ好調のようです。
物語は、政治家である父の死をキッカケに一介の小学校教師が衆議院議員となり、なってすぐさま内閣総理大臣の椅子を手に入れてしまうというムチャクチャなトンデモ話であります。
どのくらいトンデモかというと、あの杉村太蔵議員がイキナリ総理大臣になってしまうところを想像していただければ分かりやすいでしょう。

まずは、今週第4話のストーリーを軽くおさらいしてみましょう。
総理大臣に就任早々、山のような決裁書類を押しつけられるキムタク総理。
内容は見なくてもいいから、とにかくサインしろと官僚たちに迫られる。(そんなバカな!)
そこで、キムタク総理、書類を読まずにサインが出来るかと、国が責任を問われているウミクラゲ訴訟の勉強をイキナリおっぱじめます。(時間的に絶対不可能!)
ベテラン政治家が「国が非を認めたら他のも認めなければならない。そんなことではたちまち国の財政は破綻してしまいますぞ」と進言するも「悪いことをしたら認めるべき。国が破綻しようが関係ない」と突っぱねます。(短絡すぎ!)
そしてついには、官僚たちの思惑とは裏腹にウミクラゲ訴訟裁判の控訴を断念。全面的に国の非を認めてしまいましたとさ。

……って、おいっ!
ドラマ開始の頃から何やらイヤ〜な予感がプンプンしてたんですが、ここに来てハッキリしました。
これって、明らかに小泉純一郎政権を下敷きにしてますよね?
ドラマでは総理就任早々、誰もがやらなかった国の責任を認め控訴を断念し、億単位の賠償金を支払っている。
小泉総理も就任早々、ハンセン病訴訟の控訴を断念し、国の責任を認めちゃいました。
案件こそ違え、思いっきりパクリオマージュじゃないですか、これ。
小泉劇場にいいように踊らされた国民の愚。それをまた蒸し返すつもりか、フジテレビよ、と問い質したいところです。

とまあ、そんなわけで、ここで一発ヒカコラ予想、今後のCHANGEの展開を考えてみたいと思います。
なんといっても郵政民営化。これをパクるインスパイアする展開は中盤以降必ず出てくるはず。
郵政民営化に相当するドラマティックな政策。
ズバリ、省庁民営化!
もう、これしかないでしょう。
「国民の預かり知らぬところで官僚たちが予算のぶん取り合いをするなんておかしいですよ」とか言い出して、予算編成案を民間のコンサル会社から一個人まで広く公募。それをテレビ中継でプレゼンさせ、国民投票で予算配分を決定するみたいなトンデモ案をぶち上げるキムタク総理。
「いや、そんな無茶な。今の法律ではそんなこと出来ませんよ」
「じゃっ、法律変えちゃいましょうよ」
「でも餅は餅屋。国民に正しい判断が出来るかどうか……」
「そんなのやってみなくちゃ分からないじゃないですか。裁判員制度だってもうすぐ始まるんだし、司法だけじゃなく立法や行政にももっと国民が参加してもいいんじゃないですかね」
とかなんとか、そんなトンデモやりとりがなされるわけですよ。

や、それにしても解せません。なんで今さら小泉政権を美化するようなドラマを作るのでしょう。まったく意味が分からない。
マスコミはよっぽど小泉さんが好きなのか。テレビ映えするし、いつもオモローなコメントしてくれるし、視聴率も稼いでくれる。そういうことなのでしょうか。(要するにドラマ内のキムタク総理を地で行っているってこと?)

しかし考えても見てください。
郵政民営化、ホントに近々の課題だったと思いますか?
老人イジメの後期高齢者医療制度は小泉政権がつくったんですよ?
道路特定財源問題も中途半端に手をかけて先送りにしてきたのは小泉さんですからね?
とにかくドラマ人気に端を発し、再び国民が騙くらされる劇場型政治だけはやめてほしい。
そもそもこんなトンデモドラマが裏番組のTVタックルより視聴率が良いってのはある意味、真に危機的状況と言えるのではないでしょうか。
まあ、とりあえず、ドラマの主題歌がX JAPANじゃなかっただけでも、ここはよしとしておきますか。
that's all


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