１０００円でスイマセン

【１０００円でスイマセン】

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良く見りゃ似てるこの３つ。
で、おなじみのヒカコラですよ、こんにちは！

超党派で構成される「たばこと健康を考える議員連盟」がたばこ１箱１０００円構想を打ち出したようです。
日本のたばこ税は安すぎる。
欧米のレベルに比べれば圧倒的に低い。
とまあ、そういう趣旨なわけですが、国民の皆様からも概ね好感触をいただいているそうで、たいへん結構なことですな。
しかし、それを言うなら消費税率だって先進諸国よりか圧倒的に低いわけで、だったら不公平感のない消費税を上げたほうがいいんじゃね？　ってことも言えるわけですよ。
とはいえ、個々に生活水準の格差があるんだから、金持ちもビンボー人も一律消費税を取られるのはやっぱりおかしいべさという意見もあるでしょう。
だったら、それも先進諸国に倣って食料品以外の消費税を上げるという方法もアリなんじゃないでしょうか。
たばこ税だけ上げたって所詮は嗜好品です。
買い控えが進み、期待されるほどの増収にはならないと思いますよ。
連盟はたばこを１０００円に値上げすると、売り上げは減っても４兆円の増税が見込まれると試算していますが、一体全体未だかつてやったこともないことに対して、どうしてそんな強気な数字をはじき出せるのか不思議でしょうがありません。
ハッキリ言って、こんなものは机上の空論、砂上の楼閣、ヒカコラ試算よりもイイカゲンだと言わざるをえませんよ。

また一方で、税収アップのみならず、人々の健康増進につながって良いことだという声もあります。
だがしかしだがしかし、喫煙人口が減れば、平均年齢は上がり、高齢化がよりいっそう進むわけで、そうすりゃ必然労働者人口比率が激減し、結果として福祉関連予算が足りなくなって、またどこかで税金を上げなければならなくなる。
よって、たばこ税アップは個人的には効果が薄いと考えるわけです。

ところで、酒税が上がったときのことを思い出してみていただきたい。
アサヒ、キリンなどの関連企業は、消費者の税負担を軽減すべく、発泡酒やら第３のビールやらの開発に腐心してきましたよね？
でも、たばこ業界は同様に何かしらやってくれるのでしょうか。
まあ、ビールのように原材料を変えちゃったりすると、麻薬とかになっちゃいそうで怖いのですが、たとえば、１箱２０本入りのたばこを４０本入りにするとか、両端にフィルターを付けて、真ん中から切って使うスタイルにするとか、いろいろ対策はあると思うんですよ。
どうせ１０００円のうち９００円近くが税金なんですから、５０円や１００円原価を上げてでも、なるべくお得感のある商品開発をするべき。それが企業の使命というものです。
とはいえ、企業と言っても、中国餃子問題で食の安全管理の杜撰さを露呈したＪＴのやることですから、あまり期待できそうもないなあ、なんて思ってみたりして……
that's all

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