希望という名のワガママ

 




【希望という名のワガママ】
高知市の某県立高校で希望担任制なるものを来春から導入するような。
1年生の教室に担任候補20名の教師の顔写真をはりだし、来年度どの先生に担任を受け持ってもらいたいかを生徒に決めてもらうのだそうだ。
当然、全国にあまねく県立高校の中では初めての試みらしいのですが、いやはやまったくもって世も末でありますな。
あなたの学校はホストクラブかキャバクラかと問い詰めたいところですよ。
この世には選べるものより選べないものの方がはるかに多く、その割合は社会に出れば俄然アップするのです。
その歯がゆさと切なさと心もとなさを子どものうちから体現させないでどうしますか。
大人たちはどれだけ子どもを甘やかしたいんだ、教師たちはどれだけ子どもにおもねりたいんだ、と呆れることしきりです。
しかもですよ、特定の教師に人気が集中した場合は抽選で割り振るっていうけど、そんないい加減な決め方でいいのかなとも思うわけですよ。
なんていうのかなあ、こう信念のようなものが感じられないんですよね。
そこまでやるからには生徒一人一人と面談し、本人が納得した上で希望する担任を変更させるってのがスジってモンでしょ。
そもそもこんな人気投票的なもので教師の質を図るようなマネが教育委員会的に許されるのでしょうか。
あまつさえ「生徒の評価=校長の評価」だったとしたらどうしますか。
教師たちはすこぶるやりにくいですよ。
生徒に媚びざろうえないし、願わくばこんな下衆な学校からは早く転出したいと考えるでしょう。
これはボクの勝手な想像ですが、ここの校長はよっぽどワンマンで目立ちたがり屋さんなのではないのかな。
「ほかと違うことをやる」=「教育改革」と思っている、いわばニュータイプに憧れるオールドタイプみたいなものではないでしょうか。
ということで、ヒカコラからの提案。
まずは職員室に校長の顔写真をはりだし、この校長の下で働きたいか否か教師たちに投票させてみることをオススメします。
that's all


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