あなたは絶滅を懼れますか?

 




【あなたは絶滅を懼れますか?】
「ねえねえパパ、赤ちゃんはどうやって産まれてくるの?」
「……それはね、コウノトリがクチバシにくわえて運んでくるんだよ」
「でもコウノトリってゼツメツキグシュだから日本にはあまりいないんじゃないの?」
「……それはほら、コウノトリの数が少ないもんだから日本は今、少子化問題に直面しているのさ」
「うっそだぁ」
「…………」
「ねえねえパパ、ホントのことを教えてよ」
「……ていうかオマエ知っててわざと訊いてるだろ?」
「ううん、そんなことないよ、だってボク――」
るせえッ! つうかオマエ30にもなって気持ち悪い質問してんじゃねえよ。てかいつまで無職ってんだテメエ。早く働けよ、このパラサイト息子が!」
で、おなじみのヒカコラですよ、こんにちは!


このほど兵庫県にあるコウノトリの郷公園で43年ぶりにコウノトリのヒナが誕生しました。
絶滅危惧種の生物だけに関係者のみならず日本中が喜びに沸いております。
とかく暗いニュースが多い昨今、心温まる朗報に水をさすつもりはございませんが、そもそもの原因は人間たちが大気を汚し、河川を汚し、山林を汚してきた結果かような事態に陥ったわけで、それを今度は守ろうとしているのだから人間というのはまったくもって不思議な生き物だなあ、というのがコウノトリさんのホンネではないでしょうか。

ところで、とある試算では西暦3000年、日本人は100匹を割り込んでいるらしいです。さらに3300年には絶滅しちゃうとか。ゼロ、無、ナッシングてことで、いや、なかなかにショッキングな未来ではありませんか。つまりニッポンジンはあと1000年以内にめでたく(?)絶滅危惧種に指定されるってワケです。
そのときは誰が彼らを助けてくれるのでしょう。それ以前に当人たちにアンケートをとれば「そんなのわざわざ助ける必要はない。自然のままに消えていけばいいのだ」と答える人が大勢を占めているような気がします。
もしそうであれば今まさに日本人がコウノトリにしていることって一体なんなんだろうねってハナシですよ。
that's all


BACK   NEXT
ヒカコラTOP

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送