やる気のない詐欺師 〜タランチュラ後藤篇〜

 




【やる気のない詐欺師 〜タランチュラ後藤篇〜】
今年の忘年会芸は小島よしお一色に染まりそうですね?
で、おなじみのヒカコラですよ、こんにちは!(そんなのカンケーねえ!)


はいっ、たいっへんご無沙汰しております。フリーアナウンサーのタランチュラ後藤でございます。えー、皆様私のこと覚えておいででしょうか? えっ、なぜ私がここにいるのかと? 実は今回から6回に渡りひかり小説館登場キャラクターが交代で当ヒカコラを担当する運びとなりまして、その第1弾に不肖私めが選出されてしまったのでございます。ええ、大抜擢です。のっけから私のようなマイナーなキャラで宜しいのでしょうか。宜しいですかそうですか。
えー、えほん、それでは早速参りましょう。マイク1本どこでも参上、タランチュラ後藤のヒカコラっっ!


人の弱みやささやかな欲望につけいる犯 罪―――詐欺。
たった今事故にあって示談金が必要だから孫の俺を助けてくれといってくるオレオレ詐欺。
税金の還付があるので先に手続きに必要なお金を振り込んでくださいと指示してくる還付金詐欺。
あなたが最高入札者でしたので先に代金を入金してくださいとメールしてくるオークション詐欺。
どうも近年の詐欺の手口は被害者とは直接顔をあわせず現金を搾取しようとする傾向にあるようです。
尤も結婚詐欺、霊感商法、ねずみ講などもどっこい健在ではありますが、だがしかしだがしかしローリスク・ローリターン・メニーワーク・メニーマネーな振り込め詐欺が主流となってきている現代犯 罪模様、わずかな年金暮らしの老人や薄給のサラリーマンなどを狙った手口には私モーレツに怒りを禁じえません。解決の鍵は詐欺師たちの持つ預金口座にあるわけですから金融機関等々の更なる防護策に期待したいところであります。
えー、さてさて、そんなさなか一風変わった詐欺事件が新聞紙面を賑わせております。ご紹介しましょう。

  大阪市が振り込め詐欺?
おおっと、これはこれはなかなかにセンセーショナルな見出しであります。ありますがしかし実際に詐欺ったのはもちろん大阪市ではなく大阪市の名を騙った者。消火器を持って玄関口に現れ、「消防署の方から来ました」などという手合いであります。
背景といたしましては来年1月から大阪市ではゴミを出す際、袋は透明もしくは半透明にするよう義務づけられ、これを利用しようとした模様。手口は書面で「市が指定するゴミ袋を送るのでお金を振り込んでね♪」と通知するというものでした。いやはや実に不埒と申しましょうか不届き者と申しましょうか。
幸いにも実際に被害にあわれた方はまだいらっしゃらないようですが、よくよく聞いてみるとそれもそのはず。こんな文面で騙されるわけがないというものでした。果たしてその驚愕の内容とは……続きはCMのあとで!


はいっ、というわけで続きです。
書面に書かれたその詳細な内容はナントこれ!
「3万7000円を振り込めばごみ袋10カ月分を送る」

こいつ、バカだ〜〜〜〜ッ!
ゴミ袋10ヶ月で37000円って、まず高過ぎでしょう。どの程度の量かまでは分かりかねますが業務用ということでしょうか?
さらに10か月分というのがなんだか妙に中途半端。さらにさらに市がゴミ袋を販売するということ自体まことに不自然。
しかもしかもそもそも市が指定するゴミ袋以外を禁止なんてありえませんから!
なんともはやお粗末と申しましょうか益体もないと申しましょうか埒もないと申しましょうか。
しかしまあちょっと穿った見方をすると事件はまったく違う色合いを見せるもの。たとえば実はこれ、金銭詐取が本来の目的ではなく何かと不祥事が多い大阪市に対する市民のイヤガラセなのではと考えられなくもないわけです。

えっと、話はコロッと変わりますが、私今仕事がなくて大変困っております。齢47にして家族を失い、正直生きる気力さえ沸きません。もしよろしければこんな私をお助けください。なに、そんな難しいことではございません。次の口座にお金を振り込んでいただくだけで結構ですから。1円からお受け付けいたしますので募金感覚で気軽にどうぞよろしくお願いいたします。
以上タランチュラ後藤でした! ヒカコラさん、是非また呼んでくださいね〜っ!
that's all


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